タナゴはコイ科タナゴ亜科に属する淡水魚の総称です。体長は4cmから大きなもので13cm程度と、コイ科の中では比較的小型のグループに分類されます。
最大の特徴は、産卵のために生きた二枚貝(ドブガイやマツカサガイ等)を必要とする独特の繁殖生態にあります。繁殖期を迎えたメスは長い産卵管を伸ばし、貝の入水管に卵を産み付けます。貝の体内で孵化した稚魚は、外敵から守られながら成長し、ある程度の大きさになってから貝の外へと浮上してきます。
この「二枚貝との共生」こそがタナゴという魚の本質であり、同時に彼らが環境の変化に極めて敏感である理由でもあります。
- 分類: コイ科タナゴ亜科
- 種数: 日本在来種 18種類(亜種含む)
- 繁殖: 二枚貝への寄生産卵
